褥瘡のケアについて知りたい!

予防ケアを行っていても、褥瘡ができてしまうことがあります。

 

このような時は、それ以上悪化させないように、
新たに褥瘡を作らないようなケアをすることが必要です。

 

看護師は、患者さんの皮膚の状態に、
いち早く気づくことができる存在です。

 

発赤らしきものを見つけたら、まず、どう動けばよいのか・・・
その知識を身につけておきましょう。

急性期の褥瘡

褥瘡の「急性期」とは、褥瘡の発生後、1〜3週間、
局所の病態が不安定になっている状態の時期のことです。

 

急性期の症状としては、
発赤・紫斑・浮腫・水疱・びらん・浅い潰瘍・
薄いピンクや赤や黒などの創が混在しているなどがありますが、
創の大きさや輪郭、深さ等がわかりにくいです。

 

しかし、患者さんは、炎症で痛みを伴っていることが多いです。

直ちに処置が必要かどうかを見極める

一般的に、褥瘡は、発赤から始まることが多く、
浅い、または深い褥瘡として慢性化していきます。

 

発赤を発見したら、観察をして、
直ちに処置が必要かどうかを見極めます。

 

褥瘡の発生初期は、多くが発赤という皮膚の変化が見られます。

 

この発赤の段階で、褥瘡を見つけることが大切です。

 

しかし、発赤が全て褥瘡というわけではありませんから、
まず、褥瘡による発赤なのかを見極めることが必要です。

 

・鑑別の方法

 

一次的な発赤(反応性充血/褥瘡ではない)なのか、
持続する発赤(真皮の赤血球の血管外漏出/d1褥瘡)なのかを見極めます。

 

鑑別方法は、発赤している部分に指やガラス板などを3秒ほど押し付け、
離してみます。

 

そのとき、発赤部分の皮膚が白く変化した場合は、
反応性充血であって、褥瘡ではありません。

 

指やガラス板を離しても、皮膚の赤みが変わらない場合は、
褥瘡と判断します。

 

持続する発赤は、日本褥瘡学会のDESIGN-R分類による深さの評価で、
d1褥瘡と診断されます。

 

NPUAP分類の場合は、ステージIの浅い褥瘡に該当します。

炎症の程度

褥瘡の発生初期は、炎症反応が強く、創や周囲の皮膚が脆弱な状態になっています。

 

そのため、少しの外力で容易に皮膚剥離や出血などが生じる可能性があります。

 

また、褥瘡の発生初期(急性期)は、痛みを伴いやすいので、
患者さんの痛みに配慮することも必要です。

 

そして、急性期の炎症は、圧迫やずれなどの物理的刺激によるものが殆どで、
感染によるものではないことが多いですが、
感染の有無を確認することも必要です。